五十肩でゴルフはもう無理?原因と「やめた方がいい」の真実、カイロプラクティックが教える改善策

「五十肩のせいで、もうゴルフはできないのだろうか…」「この痛みとどう向き合えばいいのか」と、大好きなゴルフを諦めかけているあなたへ。五十肩の痛みは、ゴルフの楽しさを奪い、深い悩みを抱かせますよね。この記事では、五十肩が発症する本当の原因から、ゴルフのスイングが肩に与える影響、そして「ゴルフはやめた方がいい」という疑問に対する具体的な判断基準までを詳しく解説いたします。さらに、カイロプラクティックがどのように五十肩の改善を促し、ゴルフパフォーマンスの向上に貢献できるのかを明らかにし、ゴルフを諦めずに再びコースに出るための実践的なステップをご紹介します。決してゴルフを諦める必要はありません。体の根本的なバランスを整えることで、痛みを乗り越え、ゴルフを再開できる道は必ずあります。

1. 五十肩でゴルフを諦める前に 知っておくべきこと

「五十肩になってから、ゴルフの調子が全く出ない」「痛みでスイングができない」「もうゴルフは無理かもしれない」と、お悩みのゴルファーの方は少なくありません。長年親しんだゴルフを諦めるのは、とてもつらいことだと思います。しかし、五十肩だからといって、すぐにゴルフを諦める必要はありません

まずは、五十肩がゴルフにどのような影響を与えているのか、そして「もう無理」と感じてしまうそのお気持ちに寄り添いながら、諦める前に知っておくべき大切なことをお伝えいたします。

1.1 五十肩の痛みがゴルフに与える影響とは

五十肩は、肩関節の周囲に炎症が起き、痛みや可動域の制限を引き起こす状態です。この症状は、ゴルフのスイング動作に多大な影響を与えます。

ゴルフのスイングは、肩関節の複雑な動きと連動して全身を使って行われるため、五十肩によるわずかな痛みや可動域の制限でも、パフォーマンスに大きく響いてしまいます。具体的にどのような影響があるのか、スイングの各段階に分けて見ていきましょう。

スイングの段階五十肩の痛みによる影響
テイクバッククラブを後ろに引く際に、肩関節が十分に上がらず、痛みや違和感が生じやすくなります。スムーズな腕の動きが妨げられ、クラブヘッドが適切な位置に収まらないことがあります。
トップ肩関節の可動域が制限されるため、クラブを高く上げることが難しくなります。無理に上げようとすると痛みが強まり、肩甲骨周りの筋肉に過度な負担がかかることもあります。
ダウンスイングからインパクト痛みを避けるために、無意識のうちに肩の動きを制限してしまいます。これにより、手打ちになったり、体全体を使ったスイングができなくなったりするため、飛距離や方向性が不安定になります。
フォロースルースイングを最後まで振り切る際に、肩関節の伸びや回旋が制限され、痛みでスムーズにフィニッシュが取れなくなります。結果として、バランスを崩しやすくなることもあります。

これらの影響により、ゴルフのパフォーマンスが低下するだけでなく、プレー中の痛みで集中力が途切れたり、ゴルフそのものが楽しめなくなったりすることも少なくありません。

1.2 「もう無理」と感じるその気持ちに寄り添う

ゴルフは単なるスポーツではなく、多くの方にとって生活の一部であり、心の癒しでもあります。そのため、五十肩でゴルフができなくなることは、身体的な痛みだけでなく、精神的なつらさも伴うものです。

「このままゴルフができなくなったらどうしよう」「痛みがいつまで続くのか不安」「もう二度と以前のようにスイングできないのではないか」といった不安や焦り、そして絶望感を感じてしまうお気持ちは、痛いほどよく分かります。これまで培ってきた技術やゴルフ仲間との楽しい時間、そして何よりもゴルフができる喜びを失うかもしれないという喪失感は、非常に大きなストレスとなるでしょう。

しかし、ご安心ください。五十肩の痛みでゴルフを諦めかけているのは、あなただけではありません。そして、適切な対処とケアを行うことで、再びゴルフを楽しむことができる可能性は十分にあります。この状況を乗り越えるための道筋を、これから詳しくご紹介していきますので、どうか希望を捨てないでください。

2. 五十肩の原因を徹底解明 ゴルフとの関連性

「なぜ、私の肩は五十肩になってしまったのだろう」「ゴルフを続けてきたことが原因なのか」と疑問や不安を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。この章では、五十肩が発症するメカニズムから、ゴルフのスイングがどのように影響するのか、そして肩関節以外の体の歪みがゴルフと五十肩に与える影響について、詳しく解説いたします。

2.1 五十肩が発症するメカニズム

五十肩は、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、主に40代から60代の方に多く見られる肩の痛みと可動域制限を伴う症状です。特定の原因がはっきりしないことも多いですが、いくつかの要因が複合的に絡み合って発症すると考えられています。

発症のメカニズムとしては、まず加齢に伴う肩関節周辺組織の変化が挙げられます。肩関節を構成する腱板や関節包といった組織は、年齢を重ねるごとに柔軟性が失われ、硬くなりやすい傾向があります。これにより、日常生活や運動の中で微細な損傷を受けやすくなります

このような微細な損傷が繰り返されると、肩関節内部で炎症が起こり、痛みを引き起こします。炎症が慢性化すると、関節包や周囲の軟部組織が厚くなったり、互いにくっつき合ったりする「癒着」が生じます。この癒着が、肩を動かしたときの強い痛みや、腕が上がらない、後ろに回せないといった可動域の制限につながるのです。

また、運動不足による肩関節の柔軟性低下や、逆に使いすぎによる負担の蓄積も、五十肩の発症リスクを高める要因となります。

2.2 ゴルフのスイングが五十肩の原因になるケース

ゴルフは全身運動であり、特に肩関節には大きな負担がかかるスポーツです。不適切なスイングや過度な練習は、五十肩の発症や悪化に繋がる可能性があります。

ゴルフのスイングは、テイクバックからフィニッシュまで、肩関節に複雑な動きと負荷を要求します。特に以下の点が五十肩の原因となることがあります。

  • 繰り返される肩への負荷
    ゴルフのスイングは、一回のラウンドや練習で何十回、何百回と繰り返されます。この繰り返しの動作が、肩関節周辺の組織に微細な損傷を蓄積させる原因となります。
  • テイクバックでの過度な外旋・外転
    クラブを高く上げるテイクバックの際、肩関節は大きく外側に開き(外転)、外側にねじれる(外旋)動きをします。この過度な動きは、肩関節の組織にストレスを与えやすくなります。
  • トップでの肩関節へのストレス
    スイングのトップポジションでは、クラブの重みも加わり、肩関節の深部に大きな負荷がかかります。特にオーバースイングの場合、肩関節への負担はさらに増大します。
  • ダウンスイングからフォロースルーでの急激な内旋・内転
    クラブを一気に振り下ろすダウンスイングから、打ち終えて腕を振り切るフォロースルーにかけては、肩関節が急激に内側にねじれ(内旋)、内側に閉じられる(内転)動きをします。この急激な加速と減速が、肩の腱板などに強い牽引力や剪断力を与えることがあります。
  • 不適切なフォームによる代償動作
    体幹が十分に機能していない「手打ち」のスイングや、体の柔軟性不足を補うための代償動作は、肩関節に余計な負担を集中させます。特に、肩甲骨の動きが制限されている場合、肩関節そのものに無理な力がかかりやすくなります。

以下に、ゴルフスイングの各フェーズと肩への影響をまとめました。

スイングフェーズ肩関節への影響
テイクバック過度な外旋・外転、関節包や腱板への伸張ストレス
トップクラブの重みによる肩関節深部への負荷、特にオーバースイングで増大
ダウンスイング急激な内旋・内転による腱板への牽引力、関節の圧縮ストレス
フォロースルー・フィニッシュ強い内旋・内転、関節包や周囲組織への捻転ストレス、遠心力による負荷
全体繰り返しの動作による微細損傷の蓄積、不適切なフォームによる代償動作

2.3 肩関節以外の体の歪みがゴルフと五十肩に影響する

ゴルフスイングは全身運動であり、肩関節だけでなく、体全体のバランスや姿勢の歪みが五十肩の発症やゴルフパフォーマンスに大きく影響します。肩関節の痛みがあるからといって、原因が肩だけにあるとは限りません。

  • 骨盤の歪みと回旋不足
    ゴルフスイングのパワーは、下半身から骨盤、体幹へと伝わり、腕に伝達されます。骨盤に歪みがあると、スイング時の体幹の適切な回旋が妨げられ、その不足分を肩や腕で補おうとします。これにより、肩関節に過度な負担がかかりやすくなります。
  • 背骨(胸椎・頸椎)の柔軟性不足
    特に胸椎(背中の部分の背骨)の柔軟性が低いと、肩甲骨の動きが制限されます。肩甲骨は肩関節の土台となるため、その動きが悪くなると、肩関節が無理な動きを強いられ、五十肩のリスクが高まります。また、頸椎(首の骨)の歪みも、肩周りの筋肉の緊張を引き起こし、肩関節の動きを阻害することがあります。
  • 股関節の可動域制限
    股関節の可動域が十分にないと、スイング時にスムーズな体重移動や体の回転ができなくなります。結果として、スイング軸がブレたり、下半身のパワーが伝わりにくくなったりし、肩関節に不必要な負荷がかかる原因となります。
  • 足元からの影響
    足裏の接地バランスが悪いと、体全体の重心が不安定になり、スイングの軸がブレやすくなります。このような全身の連動性の乱れは、最終的に肩関節に負担を集中させることにつながります。

このように、肩関節以外の部位に存在する体の歪みや機能不全は、ゴルフスイングの効率を低下させるだけでなく、肩関節への負担を増大させ、五十肩の発症や症状の悪化に深く関わっているのです。全身のバランスを整えることが、五十肩の改善とゴルフパフォーマンスの向上には不可欠と言えるでしょう。

以下に、肩関節以外の体の部位とゴルフ・五十肩への影響をまとめました。

体の部位ゴルフスイングへの影響五十肩への影響
骨盤体幹の回旋不足、体重移動の不安定さ肩関節への代償動作、負担集中
背骨(胸椎・頸椎)肩甲骨の動きの制限、スイング軸のブレ肩関節の無理な動き、筋肉の過緊張
股関節体重移動の不全、下半身のパワー伝達不足肩関節への代償負荷、全身の連動性低下
足元重心の不安定さ、スイング軸のブレ全身の連動性低下、肩への負担増

3. 「ゴルフはやめた方がいい」は本当か?その真実

五十肩の痛みを感じながらゴルフを続けている方にとって、「もうゴルフはやめた方がいいのだろうか」という悩みは深刻なものです。しかし、一概に「やめるべき」と結論づけるのは早計かもしれません。ここでは、痛みを抱えながらゴルフを続けることのリスクと、一時的に休むべきかどうかの判断基準、そしてゴルフを諦めずに続けるための考え方について詳しく解説いたします。

3.1 痛みを我慢してゴルフを続けるリスク

五十肩の痛みを我慢してゴルフを続けることは、肩関節の状態をさらに悪化させる可能性があります。一時的な痛みであっても、無理なスイングを繰り返すことで、肩関節周囲の炎症が慢性化したり、癒着が進行したりすることが考えられます。

また、痛みを避けるために無意識のうちにスイングフォームを崩してしまうことも少なくありません。この代償動作は、肩だけでなく、首、背中、腰、肘など、他の部位に過度な負担をかけ、新たな痛みの原因となることがあります。結果として、ゴルフのパフォーマンスが低下するだけでなく、日常生活においても支障をきたすほどの痛みに発展してしまうリスクも伴います。

精神的な側面でも、痛みを抱えながらのゴルフは楽しさを半減させ、ストレスの原因となりかねません。ゴルフは心身ともにリフレッシュできるスポーツであるはずです。痛みを我慢し続けることで、その本来の目的から遠ざかってしまうことにもなりかねません。

3.2 ゴルフを一時的に休むべき判断基準

「ゴルフをやめた方がいいのか」という問いに対する答えは、ご自身の肩の状態によって異なります。しかし、以下のような症状が見られる場合は、一時的にゴルフを休むことを真剣に検討すべきです。

症状の状態ゴルフ継続の判断
安静時にも肩に痛みがある場合一時休止を検討してください。炎症が進行している可能性があります。
夜間に痛みで目が覚める、寝返りが打てない場合一時休止を強く推奨します。肩の炎症が強く、回復を妨げている状態です。
ゴルフのスイング中に激しい痛みが走る場合一時休止を強く推奨します。無理な動きは症状を悪化させるだけです。
日常生活で腕を上げる、物を取るなどの動作に強い支障がある場合一時休止を検討してください。日常生活に影響が出ている段階です。
痛みが徐々に悪化している、または改善の兆しが見られない場合一時休止を強く推奨します。現在のケアや継続方法では効果が期待できません。
痛みを我慢してゴルフをしても、パフォーマンスが著しく低下している場合一時休止を検討してください。無理に続けても満足感が得られにくい状態です。

これらの症状は、肩関節に何らかの異常が起きているサインです。無理をせず、専門家の意見を聞き、適切なケアを受けるための時間を確保することが大切です。

3.3 やめずにゴルフを続けるための考え方

ゴルフを愛する方にとって、五十肩を理由にゴルフを諦めることは非常に辛いことです。しかし、適切なアプローチと意識改革によって、ゴルフを完全にやめることなく、痛みのない状態で楽しむことは可能です。

まず大切なのは、痛みの原因を正しく理解し、それに対する適切なケアを行うことです。単に痛い部分を揉むだけでなく、肩関節の可動域や、全身の姿勢、体のバランスがゴルフのスイングにどう影響しているのかを把握することが重要になります。専門家のアドバイスを受けながら、ご自身の体の状態に合わせた改善策を見つけることが、ゴルフ継続への第一歩です。

次に、ゴルフのスイングフォームを見直すことも非常に効果的です。肩への負担を軽減するようなスイングの調整や、適切なウォーミングアップとクールダウンの習慣化は、五十肩の予防と改善に繋がります。また、無理のない範囲でゴルフを続けることも大切です。ラウンドの頻度や練習量を調整し、体が回復する時間を十分に与えるようにしましょう。

ゴルフを続けるためには、「痛みが出たら休む」「無理をしない」という意識を持つことが何よりも重要です。一時的な休止は、決してゴルフを諦めることではありません。むしろ、肩を回復させ、より長くゴルフを楽しむための前向きな選択肢だと捉えることが、五十肩と上手に付き合いながらゴルフを続けるための鍵となります。

4. カイロプラクティックが五十肩とゴルフに貢献する理由

4.1 カイロプラクティックによる五十肩へのアプローチ

五十肩の痛みや可動域の制限は、肩関節そのものの問題だけでなく、首や背骨、骨盤といった全身の骨格の歪みが原因となっているケースが少なくありません。特に、神経系の機能低下や筋肉のアンバランスが、肩関節周囲の組織に過度な負担をかけ、炎症や拘縮を引き起こすことがあります。

カイロプラクティックでは、このような全身の骨格の歪みを手技によって丁寧に調整し、関節の動きを正常な状態に戻すことを目指します。肩関節だけでなく、関連する首や背骨の動きを改善することで、神経の圧迫を解放し、筋肉の緊張を和らげます。これにより、五十肩の痛みの緩和が期待できるとともに、肩の可動域が徐々に改善され、日常生活やゴルフスイングに必要な動きを取り戻すサポートをいたします。

4.2 ゴルフのスイング改善と五十肩予防への効果

五十肩の症状がある状態でゴルフを続けると、痛みからかばうようにスイングが不自然になり、フォームの崩れや他の部位への負担増を招きかねません。また、肩の可動域が制限されることで、本来のパフォーマンスを発揮できないだけでなく、症状の悪化や再発のリスクも高まります。

カイロプラクティックによる全身の骨格調整は、肩関節への負担を軽減し、より効率的でスムーズなゴルフスイングを取り戻す上で非常に有効です。特に、体幹や股関節の柔軟性と安定性を向上させることで、肩関節に集中しがちな負荷を体全体で分散できるようになります。これにより、肩の過度な動きを抑え、五十肩の予防にもつながります。適切な体の使い方を学ぶことで、ゴルフを長く楽しむための基盤を築くことができます。

4.3 全身のバランス調整がゴルフパフォーマンスを向上

ゴルフは全身運動であり、体のわずかな歪みやアンバランスが、スイングの精度やパワーに大きく影響します。五十肩の有無にかかわらず、カイロプラクティックによる全身のバランス調整は、ゴルフパフォーマンスの向上に貢献します。

カイロプラクティックは、姿勢の改善、左右のバランスの均等化、そして神経伝達の最適化を通じて、体全体の連動性を高めます。これにより、以下のような具体的なゴルフパフォーマンスの向上が期待できます。

調整部位の例改善されるゴルフパフォーマンスカイロプラクティックのアプローチ
骨盤体幹の安定性向上、スムーズな体重移動骨盤の傾きや捻じれを調整し、下半身からのパワー伝達を最適化します。
背骨(胸椎・腰椎)スイングの回旋可動域拡大、力強いトップ背骨の柔軟性を高め、肩甲骨周りの動きを改善し、スイングアークを広げます。
股関節下半身のパワー活用、安定したアドレス股関節の可動域を広げ、適切な重心移動と地面反力の利用を促します。
首(頸椎)頭部の安定、視線のブレ軽減首の歪みを調整し、スイング中の頭部の安定性を高め、集中力を維持します。

これらの調整により、飛距離アップ、方向性の安定、そしてラウンド中の疲労の軽減といった、ゴルフにおける潜在能力を最大限に引き出すサポートをいたします。

5. 五十肩を改善しゴルフを再開するための具体的なステップ

五十肩の痛みを乗り越え、再びゴルフを楽しむためには、計画的かつ継続的な取り組みが欠かせません。カイロプラクティック施術で体の根本的なバランスを整えながら、ご自身でできるセルフケアや段階的なリハビリ、そして再発予防のための工夫を実践していくことが大切です。

5.1 カイロプラクティック施術と並行するセルフケア

カイロプラクティックによる専門的なアプローチと合わせて、日常生活の中でご自身で行うセルフケアは、五十肩の早期改善とゴルフ復帰への土台を築きます。

5.1.1 日常生活で意識すべき姿勢と動作

日々の生活の中で無意識に行っている姿勢や動作が、肩への負担を増やし、五十肩の原因となっていることがあります。特に、デスクワークやスマートフォンの使用時に猫背になっていないか、重い荷物を持つ際に片方の肩にばかり負担をかけていないかなど、ご自身の体の使い方を意識することが重要です。

例えば、長時間のデスクワークでは、背筋を伸ばし、顎を引いて座ることを心がけましょう。また、寝る姿勢も大切です。五十肩の症状がある場合は、痛む肩を下にして寝ることを避け、仰向けや、痛まない方を下にして寝るなどの工夫が必要です。重いものを持つ際は、体幹を意識し、両手でバランス良く持ち上げるようにしましょう。これらの小さな意識改革が、肩への負担を軽減し、改善を促します。

5.1.2 肩関節の柔軟性を高めるストレッチ

五十肩によって硬くなった肩関節の動きを改善するためには、無理のない範囲で継続的なストレッチを行うことが非常に効果的です。ただし、痛みを感じるまで無理に伸ばすことは避け、心地よい範囲でゆっくりと行うことが大切です。

以下に、肩関節の柔軟性を高める代表的なストレッチをご紹介します。

ストレッチの種類具体的な方法ポイント
壁を使った胸のストレッチ壁に手をつき、体を少し前に傾けて胸の筋肉を伸ばします。肩甲骨を意識し、呼吸を止めずに行います。
タオルを使った肩甲骨のストレッチタオルの両端を持ち、背中の後ろで上下に引っ張り合うように動かします。肩甲骨の動きを意識し、無理のない範囲で行います。
振り子運動体を少し前にかがめ、腕の力を抜き、自然に腕を前後に揺らします。力を抜いて、関節を緩めるイメージで行います。

これらのストレッチを、カイロプラクティックの施術で得られた体の状態に合わせて、毎日少しずつでも継続することが、肩関節の可動域を広げ、ゴルフスイングに必要な柔軟性を取り戻すことに繋がります。

5.1.3 肩周りの安定性を高めるエクササイズ

肩関節の柔軟性だけでなく、肩周りの筋肉を強化し、関節の安定性を高めることも五十肩の改善と再発防止には不可欠です。特に、インナーマッスルと呼ばれる深層部の筋肉を鍛えることで、ゴルフスイング時の肩への負担を軽減し、スムーズな動きをサポートできます。

具体的なエクササイズとしては、軽い負荷のチューブを使った運動や、自重を使った肩甲骨周りの運動が挙げられます。例えば、チューブをドアノブなどに固定し、腕を外側に開く「外旋運動」や、チューブを引っ張りながら肩甲骨を寄せる運動などがあります。これらのエクササイズは、正しいフォームで行うことが重要ですので、カイロプラクティックの専門家から指導を受けることをおすすめします。

5.2 ゴルフ復帰に向けたリハビリと練習方法

五十肩が改善してきたら、焦らず段階的にゴルフの練習を再開しましょう。無理な復帰は再発のリスクを高めてしまいます。

5.2.1 段階的な練習メニューの導入

ゴルフの練習を再開する際は、いきなりフルスイングから始めるのではなく、体の状態に合わせて徐々に負荷を上げていくことが大切です。

まずは、アプローチやパターなど、肩への負担が少ない短いスイングから始めましょう。慣れてきたら、ハーフスイング、そして徐々にフルスイングへと移行していきます。練習時間も短時間から始め、痛みが出ないことを確認しながら少しずつ長くしていくようにしてください。少しでも痛みを感じたら、すぐに中断し、無理をしないことが鉄則です。

この段階的なアプローチにより、体がゴルフの動きに順応していく時間を確保し、安全に復帰することができます。

5.2.2 スイングフォームの再確認と修正

五十肩の発症には、ゴルフスイング時の体の使い方やフォームが影響している可能性があります。カイロプラクティック施術によって体の歪みが改善され、関節の可動域が広がった今こそ、ご自身のスイングフォームを見直す絶好の機会です。

専門家のアドバイスを受けながら、肩や腕に過度な負担をかけない、体に優しいスイングフォームを習得しましょう。例えば、体幹を使ったスイングを意識することで、腕や肩への負担を分散させることができます。また、バックスイングやフォロースルーで肩関節に無理なねじれが生じていないか、プロの指導者やカイロプラクティックの専門家と共に確認し、修正していくことが再発防止に繋がります。

5.2.3 ゴルフ後のクールダウンとケアの重要性

ゴルフの練習やラウンド後には、必ずクールダウンと適切なケアを行う習慣をつけましょう。これにより、筋肉の疲労回復を促し、炎症を抑え、翌日への影響を最小限に抑えることができます。

具体的には、プレー後に軽いストレッチを行い、使った筋肉をゆっくりと伸ばしてリラックスさせます。また、必要に応じて、肩周りを冷やしたり温めたりするケアも有効です。炎症が起きている可能性のある場合はアイシングを、血行促進を目的とする場合は温湿布などを使用すると良いでしょう。ご自身の体の状態に合わせて適切なケアを選択し、疲労を蓄積させないことが、長くゴルフを楽しむ秘訣です。

5.3 五十肩を再発させないゴルフライフの送り方

一度五十肩を経験した方は、再発予防のための意識と行動が特に重要です。快適なゴルフライフを継続するために、以下の点に留意しましょう。

5.3.1 定期的な体のメンテナンスの習慣化

五十肩を改善し、ゴルフを再開できたとしても、体のメンテナンスを怠ると、再び不調に見舞われる可能性があります。定期的にカイロプラクティックの施術を受けることで、体の歪みを早期に発見し、調整することができます。

体のバランスが整っている状態を維持することは、ゴルフスイングのパフォーマンス向上だけでなく、五十肩の再発防止にも大きく貢献します。症状がなくても、月に一度など、ご自身の体の状態に合わせた頻度で定期的なケアを習慣にしましょう。

5.3.2 疲労を蓄積させない体づくり

ゴルフは全身を使うスポーツであり、知らず知らずのうちに体に疲労が蓄積されることがあります。この疲労が、五十肩の再発リスクを高める要因となることもあります。十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な休息を心がけ、疲労を翌日に持ち越さない体づくりを目指しましょう。

また、ゴルフ以外の運動も取り入れることで、全身の筋力バランスを整え、特定の部位に負担が集中することを防げます。例えば、ウォーキングや軽いジョギング、水泳などは、全身運動としておすすめです。

5.3.3 ゴルフ用品の見直しと体の負担軽減

ご自身に合っていないゴルフ用品の使用は、知らず知らずのうちに体に負担をかけ、五十肩の再発リスクを高めることがあります。特に、クラブの重さやシャフトの硬さ、グリップの太さなどは、スイングに大きな影響を与えます。

ご自身の体の状態や筋力、スイングタイプに合ったクラブを選ぶことで、肩への負担を軽減し、より効率的で体に優しいスイングが可能になります。また、ゴルフシューズやウェアなども、動きやすさや快適性を重視して選びましょう。専門のショップでフィッティングを受けるなどして、最適なゴルフ用品を見つけることが、五十肩の再発を防ぎ、長くゴルフを楽しむための重要な要素となります。

6. まとめ

五十肩の痛みでゴルフを諦めかけている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、適切な対処をすれば、再びゴルフを楽しむ道は開けます。「ゴルフはやめた方がいい」という言葉は、痛みを我慢し続けることのリスクを避けるための忠告であり、必ずしも永遠にゴルフを諦めるべきという意味ではありません。

五十肩の原因は単に肩関節だけでなく、ゴルフスイングの癖や全身の歪みが影響していることも少なくありません。カイロプラクティックは、体の歪みを整え、神経系の働きを正常化することで、五十肩の根本的な改善を目指します。肩関節だけでなく、全身のバランスを調整することは、痛みの軽減はもちろん、ゴルフのスイング改善や再発予防にも繋がります。

五十肩だからといって、ゴルフを諦める必要はありません。ご自身の体と向き合い、適切なケアを行うことで、再びグリーンに立つ喜びを感じていただけることでしょう。何かお困りごとがありましたら、当院へお問い合わせください。